なごでんさんに製作していただいた、突入電流対策用基板ですが、少しの試験で効果を確認出来たため、さっさと基板を修正していました。しかし、突入電流緩和用のサーミスタをもう少し観察してみる必要性を感じましたので試験しています。
製作して頂いた基板はこちらです。
DCC信号入力後、一定時間経過後にサーミスタをリレーでバイパスする回路となっています。
DCC信号から電源を取り、タイマーICにてリレーを制御します。
今回のテスト用に、サーミスタのみを中間に接続したケーブルを作成しました。
温度測定の為、電子負荷の温度測定用サーミスタを突入防止用サーミスタに取付します。
電子負荷を7.5Aに設定し、温度が35℃以下になった所で電源をONします。
電流・電圧がだんだん上がって行き、6秒足らずでOCとなりました。電流は8.12Aを記録しており、温度は80℃を上回っています。
突入防止サーミスタの特性として、温度が上がると抵抗値が下がるので、そのまま時間を置かずに電源を再投入すると、起動と同時にOCとなります。温度が40℃を下回るまでは正常に動く様にはなりません。
再起動時の待機時間など、使い勝手を考えると切り替え式が妥当と言う結果になりました。
心置きなく、基板を発注出来そうです。