今度は「Smile WiFi Throttle」の設計に戻っています。
2日に発注した基板とアクリルは、15日頃には到着しています。すでに2週間ほど経ちますが、まだ手元で止まっています。
とりあえず、Fix基板分の2台を素組みしました。
スイッチ基板の十字の基準線シルクが・・・、非表示化を忘れて残ってしまって残念な出来になりました。
まぁ、ここまでは何てことない作業なのですが、何故に2週間も手元で止まっているのか?と言いますと、プランBの為の評価機をこさえていたからです。
プログラムを組んで頂いている「MECY」氏曰く、「ESP32単体で、エンコーダ2台(+VRx2個)は現実的に不可能である!」との事。「ESP32の2台積みではどうか?」との提案からプランBの構想に入った訳ですが、「頭が早く手足の遅いアプリケーションプロセッサ:ESP32」や「頭は遅いが手足の早いマイコン:ATmega328等」によって得手不得手が有るとの事です。(やあさん談)
そこで、ESP32の素早い手足となるマイコンの候補を探していると、御誂え向きの製品を発見!ATmega32u4を搭載した評価ボードです。このマイコンについてざっくり言うと、ATmega328PにUSB通信機能を持たせた物なので、基板を小さく出来ます。
これらであればスロットル内に搭載出来そうです。諸々の部品配置からすると、左側のカブトムシボードが良さそうですが、端子が足りるのか?
※これなら、スケッチの書き換えも、単体でUSBポートに挿すだけで済みます。
カブトムシボードのピンを調べると、デジタル(D)は10本(I2C又はUARTを除き8本)、アナログ(A)が5本(うち共通2本)計11本のI/Oとして使えるとの事。エンコーダにDを6本、モード切替にDを1本、VRにAを2本、10キーにAを2本と11本をギリギリ接続可能です。
サイドスイッチ4個を除けば何とか接続出来そうなので、カブトムシボードを選択し、ロータリーエンコーダやVR・10キーのスキャンを任せて見る事にしました。
現状、 サイドボタンx4個はESP32側のみ、10キーは32u4のみに、モード切替SWとエンコーダーx2個・VRx2個は双方のマイコンに繋がっています。(VRはESP32側をカットしないとまずいかな?)
共通に繋がっている所を、どちらのマイコンに割り振るかは、双方のマイコンの負荷を見て決める事になります。
マイコン間の接続は、今回の基板に用意したI2CのPADを利用して繋いで有ります。(UARTも付けて有ります。)ATmega32u4の電源は、本体(ESP32側)の3.3Vを接続してあります。
ひとまず、これらで評価をしていく事にします。
問題無く動いてくれた暁には、Ver.1は1スロットルの「Standard Edition」、Ver.2は2スロットルの「Expert Edition」とでも言いましょうかね。
そして、「Expert Edition」については、基板構成上の制約が有る為、OLEDは1.3インチに変更する予定です。