TPI スマイルライターの製作 その9 1からのクローン製作

 今週は、「AVRISP mkIIクローン」を1から製作する事にしました。

 

 

訳有って、TQFPソケットを使用したバージョンと、QFN変換基板を使用したバージョンの2種類製作する羽目に。

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TQFPの方から作ったのですが、USBが繋がらず。もう一つ作って比べてみようと思いQFNバージョンも作りました。結果、USB系統の電源の接続が1本足らなかったというミスでした。

 

 

以前カブトムシボードでクローンを作った時同様に、AtmelStudioからプログラムを書き込んで行くのですが、ヒューズピットの書き換えが上手くいきません。

書き込んだ数値が、読み込みすると違った数値で返ってきます。

f:id:har_amc:20200614221128j:plainTQFPもQFNも真っ新のICですので、試しにIDEで「Arduino Micro」のブートローダーを書き込んでから、クローン化してみる事にしました。

 

 

Arduino/Genuino Micro」を選択してブートローダーを書き込みます。

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的中です。その後はヒューズビットが化ける事は無くなりました。

これは「Arduino Micro」の値です。

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指定通りに設定します。

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ロックビットについても同様に設定していきます。

これは「Arduino Micro」の値です。

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こちらも書き換えます。

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ATmega32u4として認識させるプログラムを、書き込みます。

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そして、USBを挿し直すと「ATmega32u4」が現れます。

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次は「AVRISP mkIIクローン」化する為に、コマンドプロンプトからコマンドを打ち込み、メモリ消去とプログラム書き込みをします。その後、再びUSBを挿し直します。

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「AVRISP mkII」が現れました。f:id:har_amc:20200614222858j:plain

2つのうち片方は挿したままの純正「AVRISP mkII」です。

 

 

現状TQFP・QFNの2台とも、同じ状態になりました。

 

これから、書き込みテストに移って行きますが、すんなりとは動かない筈です。