デコーダー書き込み端子の検討 その2

今回は、ポゴピンの特性などをざっくりと見ていきます。

 

ポゴピンのカタログを見ていると、Spring Forceという項目が有り、いくつかの品ぞろえが有る中で標準品は75gだということです。手持ちのポゴピンがどれに当てはまるのか?確認してみます。

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精密さには欠けますが、簡易的に傾向を見る為デジタルはかりでバネの強さを見てみます。

P50-D2?の方は、最短に近い部分でおおよそ75g付近を示しています。

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そして、P50-Q1を最短部まで縮めると100g以上を表示していますが、P50-D2と同じ程度に縮めると75g付近を示します。

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両方とも、75gの製品である事が予想できます。

 

 

 

NEXT18コネクタの方の確認をしてみます。コネクタを嵌合して、オフセットの引き抜き強度をなんとなく計ってみます。コネクタに近い部分を天板の淵にかけます。するとおよそ250gで外れました。

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しかし、P50-Q1の場合、ほぼ全域を使う事になるので100g近くが3本となると、300gの引き抜き強度となって、コネクタ側の保持力よりも大きくなってしまいます。

 

ポゴピンの配置で何とかなる場合も考えられるのですが、念の為40gか20gのポゴピンを手配してみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

デコーダー書き込み端子の検討

現在、DesktopStation社及びDCC電子工作連合では、サウンドデコーダーの開発に着手しています。ソフトウエア側の進行状況が芳しく、「そろそろハード側(書き込み関連)の検討に入りなさい。」との指令により、だ~いぶ前(2016年末)に購入してあったポゴピン2種を発掘して来ました。

 

先ずは、ポゴピンの各種寸法の測定をしていきます。

こちらはスルーホール用でしょうか?頭に接点があります。伸長は、1.65mm。(16.55mm)

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縮長は、14mmとなり、ストロークは2.5mmです。

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この後、ノギスから射出され・・・、こいつは何処かに飛んでいきました。サヨウナラ。

 

 

もう一つは、ストレート形状で先がW字に切れている物で、PADにあてがうものと思われます。伸長は、16mm。(16.35mm)

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縮長は、13mmとなり、ストロークは3mmです。有効は2.5mm程度までで考えます。

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デコーダー側の要求でスルーホールは作らないとの事なので、こちら(後者)のタイプで検討します。

 

 

※カタログを見つけたので、忘れた時用に貼っておきます。これの「P50-Q1」です。

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次に、デコーダー側の寸法規格を見ていきます。

 

MTC21の基板間の寸法は、3.3mm(コネクタ側は3mm)です。

 

f:id:har_amc:20220213221703j:plain※3mmと3.3mmなので大きい方の数値を取ります。

 

 

そして、NEXT18の方は、1.5mmでした。

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3.3mmと1.5mmの差は1.8mmとなりますが、ポゴピンのストロークが3mm有るので、共通化は出来そうです。

 

 

それらの情報を元に、検討したのがこれらです。基板間の寸法は、上が8mmのスペーサーと1.2mmのワッシャを使った9.2mm、下が9mmのスペーサーでそのままの9mmです。

分割ピンソケットを使うと双方上基板の上側から14~15mmのピンソケット(一般の物は11.5mm)はを差し込まないといけません。

低メスピンソケットに普通の11.5mmピンヘッダとしたい所ですが、嵌合寸法がギリギリな感じです。(現時点で実際に測定はしていない。)

※組み立て手順で、ピンヘッダ部分の半田付けを基板組み立て後にすれば、ピンヘッダのモールド部分がスライドして丁度良くなる筈です。

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ポゴピンの基板の組み立て部分での注意事項になりますが、下基板はφ0.8程度までのスルーホールに半田付け、上基板はφ0.7のドリル穴のみで非半田付け(上下同一位置)が良いと思います。

 

 

〇結論

ポゴピンのストローク範囲の中で、MTC21・NEXT18双方をコンタクトさせる事が出来そうです。基板は2枚で大丈夫です。

 

ちょっと基板間が狭すぎるかな?という場合には、ロングタイプのPL50が有りまして、凡そ10mm長くなっています。こちらで再度検討する事になりますが、現物は持っていません。

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寸法的には収まりそうなのですが、NEXT18やMTC21のコネクタとの組み合わせた時に問題が出ないか?良く検討する事が必要ですね。

 

 

 

 

 

CNC2417を発掘、アクリルパネルを加工してみます。その4

今日もCNCでアクリル加工です。

 

今日は、スタンダードS改造時に使う、ケガキ用治具を切り出してみます。

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切粉を払って(ダイソンで吸う)取り除いておかないと、溶けやすい様です。

 

 

切削完了。今日は掃除しながら・回転も調整しながらで、昨日程は溶けていません。

f:id:har_amc:20220213151910j:plain真ん中のプレートが無駄?になっていますので、何かの部品を配置しようと思いますが、なんかあるかな?

 

 

スタンダードSに重ね、ビス穴・内側の十字部分をパネルにケガキします。その後超音波カッター等を用いて開口します。

f:id:har_amc:20220213151948j:plainフェイスパネルの寸法と同じにしているので、少々小さめ(縦横1mm位の誤差)なので、治具としては今一つ。縦横1mmづつ寸法調整しておこうと思います。

 

 

これで、簡単にケース固定用のボスを逃げて開口する事が出来ます。

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基板とアクリルフェィスプレートの到着までに、治具を2枚完成させておきます。

 

 

 

 

CNC2417を発掘、アクリルパネルを加工してみます。その3

連日CNCを触っていますが、はかどってはいません。(難儀しています。)

 

アルミプレートでも加工して取り付けようとしていましたが、アクリル切り出して作れば良い事に気付きましたので、早速図面を起こして加工していきます。

 

仕事ではAutoCADJWWを使っていますが、普段はJWWを使っています。

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好き嫌いがあると思いますが、日本人的?にこっちの方が手になじみます。

 

 

bCNCに読み込んで、CAMの設定をしていきます。

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カットコマンド自体は、動作と画面上のZ軸の数値で動いている事が予想出来ていましたので今回は、ポケットを試しています。リミットスイッチのリード部分の逃げをポケットで切り込んでいます。(四角部分)

 

 

ポケット部分の作業中です。四角く螺旋状に彫り込んでいきます。

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誰に納品する訳でも無いので、材料はだいぶ切り刻んだテスト用プレートをそのまま使いました。

 

 

ポケット部分については、よく出来ていると思います。しかし、丸穴と直線カット部分で、摩擦熱によりアクリルが溶けてしまい。加工不良となってしまった所が多数あります。スピンドルの回転が相対的に早すぎたのだと思います。ドリルで穴あけして使います。ただ回転が早ければ良いというものでも無いようです。

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しかし、コネクタ部分用の切り込みを入れるのを忘れておりまして・・・、こちらもドリルで穴開けしています。

 

 

Z軸上側用は、ステッピングモーターのベース下に挟み込んで固定します。

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下側用は、ケース下側にビズで固定しました。

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微調整は、スイッチのプレートを曲げて調整します

 

 

あまり考えずにリミットスイッチを取り付けていますが、結構動作範囲が狭まっています。2417が2115位にはなっている感じです。まあこの辺は織り込み済ですので大丈夫です。

配線を調整して、基板に接続すればリミットスイッチ付きに変身です。

 

 

 

 

CNC2417を発掘、アクリルパネルを加工してみます。その2

暫く時間が空きましたが、いろいろ手間取っています。前回以降、少しばかりパラメーターをいじっていましたが、エラーを吐き始めたので頓挫していて、加工作業を中断しています。

 

CNC関係で購入してあった物が続々と発掘されて、アクリルの加工作業とは別にCNC2417の改良を始めてしまって、更に時間が掛かっています。

 

これは発掘された、3~24Vの可変電源やタッチセンサーです。

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12Vでは見るからに回転が遅いですが、24V掛けるとそれなりの回転数が出ている様で、結構甲高い音がします。

 

アマゾンで、CNC3018PROverで使われているリミットスイッチを購入して組み込んでいます。

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Y軸前側。

 

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X軸右側。

 

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X軸左側。

 

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Y軸後側。

X・Y軸は、樹脂ボディー部分に直接穴をあけてネジ止めとしました。

 

 

Z軸は、モーターマウントの上下に取り行けています。3Dプリンター製で中身がスカスカなので、何かを充填するべきでしょうね。

f:id:har_amc:20220210145146j:plainこれから、アルミ?プレートをケース上下に取り付してスイッチを機能させます。

 

モーターマウント右側に、Z軸のスイッチと配線が追加されたので、動作範囲を狭める為に、適当なビスを追加して調整しています。

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すんなり進まず、なかなか加工にたどり着きませんね。

 

 

Elecrowには、基板(2種類)とアクリルパネル加工(2種類)の発注をしました。

CNCでは、加工用の治具(テンプレート)など作る予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

CNC2417を発掘、アクリルパネルを加工してみます。

そろそろ基板とアクリルパネルをを発注しようと思いましたが、あちらは春節の休みに突入しておりまして、3週間から1か月位は仕事が溜まっていて時間が掛かりそうです。※それでも発注しておけば、早めに入手できるのですが発注していません。

 

なぜなら、CNC2417を棚から下ろしてきて、アクリルカットを試そうとしているからです。買ったものの、よくわからないので放置しがちですが、必要に駆られると使ってみる気にもなります。

 

数年も放置されていたので、どのようなソフトを使って動かすのか?100%覚えていません。USBメモリーや各所(家・会社)のサーバーを検索するも何が正解かもわからない状態です。ネット検索をすると、CNC2417についての記事が、ほんの少し見つかりましたので、記事にならって見る事にしました。

 

元となるアクリルパネルの図面は既に有ります。DXFのデータをCNCの加工のためのgcodeに変換する為に必要なソフト「bCNC」を入手して動かしていきます。

https://github.com/vlachoudis/bCNC/releases

何を使えば良いのか?わからないので、一番新しいのを入手しました。

f:id:har_amc:20220123222111j:plainベータ版の「bCNC-0.9.14.52-beta-git-exe.zip」を入手しました。

 

 

 

アクリルパネルのデータを取り込み、ネットを見ながら設定するも、完成には至らず。今日1日で一通りの設定(オフセット設定・カット設定)までは出来て、一連の動作をする所までは確認できました。エンドミルを取り付けてスピンドル回転させながら切削の確認をしていくと、まあ上手い事動いていないのが見て取れます。

入門機であるので、モーターの回転数が遅く、標準の設定では切削が間に合わない様子です。1㎜のエンドミルではたわみが見られ、2㎜にすると回転につられて切削線が曲がっていたり。3Dプリンターで作ったパーツで出来ているので、あまり精度を求めてもしょうがないですね。

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とりあえず、回転が遅いのであれば、feed(送り速度)を小さくすれば良いのですが、現状まだ設定場所が掴めていません。暫くは、調査と試運転を繰り返す事にします。

 

 

 

 

今日の様子。切粉が飛び散りますので、下半身だけでも何か箱のような物に納めておくのが良さそうです。

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リミットスイッチを取り付けたほうが良さそうではありますが、十分に注意を払えば無くても支障が無い事がわかりました。

 

上手い事設定さえ出来れば、試作品の製作には使えそうな感触です。

後処理などを考えると、量産にはレーザーカッターの方が良いですね。

 

 

 

年末に発覚!一大事。その2

今年最初の記事は、電車関連では有りません・・・。

 

年末に発覚した腰椎の圧迫骨折ですが、10日経って経過観察で再度レントゲンを撮ってきました。前回は、放心状態?で画面を写して来ませんでしたので、今回は落ち着いて撮影してきました。(第二、第三ではなく、第一と第二の腰椎が正解でした。)

 

 

レントゲンの画像で第一腰椎と第二腰椎の前側上部に変形が見られます。下の第三腰椎と比べると明らかに変形している事が判ります。

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11月末に時点で、骨折無しとの診断でしたので、12月末までの1か月の間の作業で変形した可能性は否めません。

 

 

MRIの画像では、腰椎の変形と共に少し白っぽく見えます。これが新しい骨折の状態を表している様です。

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そして50歳にもなると、第三と第四の間の様な椎間板のつぶれ(すり減り)も見られます。

 

今考えると、自分の腰骨辺りで「ボン!」と直径30cmくらいの爆発が、起こったような感覚とでも言いましょうか?圧迫骨折の感覚が判りましたので、次からは見分けがつくと思います。(いや次は無いです。)

 

私の場合は、骨粗しょう症では無いとの事で、運良くこれくらいの欠けで済んだとも言えます。骨粗しょう症になっている場合は、私の様に2mから飛び降りなくても、尻餅をついただけで腰椎(全体)がつぶれてしまう事があるとの事。最悪は神経に影響を与えてしまい寝たきりとなってしまう事も考えられます。

 

落下事故は問題外ですが、日頃からの骨密度の維持や、転ばない為の筋肉の維持は非常に大切ですね。

 

みなさま、ご自愛くださいませ。