暫し間が空きましたが、今回は4月20日に到着した基板のうち下の基板を使って何かを作ります。
Twitterで発見した、Raspberry Pi Picoをエンジンに使ったオシロスコープを作ってみました。画面表示はAndroid携帯を使いますが、接続には「OTGケーブル」を使う必要が有ります。
Raspberry Pi Pico、レベルコンバーターとロータリースイッチ(4ch)、その他入出力コネクタ等を付けてあります。
DIP基板の部品はロジアナ用の5Vと3.3Vのレベルコンバーター、Raspberry Pi PicoのUSB下に切替スイッチが有ります。ロータリースイッチはオシロのゲイン(x1/x10/x100/GND)の切替に使います。
そして出来上がりです。2チャンネルのオシロスコープ(最大200kHz?)と8チャンネルのロジックアナライザーの機能を持っています。
内蔵のジェネレーターを使ってテスト信号を出力出来るので、プローブを接続してテストしてみます。ジェネレーターは、100Hzから1・5刻みで500kHzまでと、1.25MHzの出力に加え任意の周波数が設定出来ます。
1kHzは綺麗な波形が出ています。
5kHzも概ね綺麗な波形が出ています。
10kHzも何とか矩形波を表示している様ですね。
ところが、50kHzとなると矩形波とは言い難い波形となってしまっています。当機ではこれ以上は無理そうですね。
使った機材の質が悪い?のとアナログ回路の心得が無い者が、適当な配線をしたのでこうなったのでしょうか?
DCC信号の範囲、30kHz程度までなら実用範囲では無いかと期待して、実際に「DS HACX R4」基板の出力を見てみました。
問題無く、波形を確認する事が出来ました。Freq数値はおおむね4~8kHzの間を表示しています。
※応用するには、androidとの通信など詳細解析が必要になりますが、DSソフトウエア内のツールとしても使用可能では無いでしょうか?
次に、ロジックアナライザーの方も、動作確認してみます。黒にはGND(オシロスコープのGNDとは別の普通のGND)、白にテスト信号が出ています。
とりあえず、1kHzの信号ですが全チャンネルのサンプリングは出来ています。
5kHzでも大丈夫。(上と同じ1ms/divで表示)
500kHzもOK。
1.25MHzでも問題有りません。(上と同じ1us/divで表示)
オシロスコープの質はともかく、システム全体の動作自体はしています。