RailComを試す。その5 「Repeater」も試す。その4

しばし間が空きましたが、ちょっと進捗が有りましたので報告です。

 

リピーター試作機には、マイコンを通さずにDCC信号を再生成するロジック回路を載せていました。しかし、RailCom信号を出力する事が必須事項になると不必要になります。

 

そこで、再生成ロジックを積まず、基板上のSWはDCC入力又はS88入力の切り替えに利用すべく改造試作機を組み立てました。当初はパターンカットの不足により上手く動作せず。原因究明と修正に時間がかかりましたが、ようやく動く様になりました。f:id:har_amc:20210305225913j:plain

左はフルスペック機、右が機能削減機(RailCom版)です。ブリッジダイオードは勢いで付けてしまいましたが、不必要でした。 

 

 

こちらはDCC入力です。SWは右側です。

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SWを左にすると、S88入力となります。

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引き続き、RailComDisplayを繋いで動作確認をします。

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双方問題無く表示できました。

 

 

そして、元々のフルスペック機の方で未確認だったS88入力経由の「RailCom信号」の確認をしようと思います。

こちらは、回路の修正は行わずスケッチの入力端子の変更で対応します。こちらも大分難航しましたが、ようやく動作させる事が出来ました。方々に迷惑をおかけしました。

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SWは右ですが、こちらはモータードライバーへの信号切替となっており、328Pからの入力となっています。左にすると再生成ロジックとなります。単にどちらの信号を使うかの選択になります。

 

 

スケッチの書き換えで入力を選択しますが、DCC入力用のスケッチは機能削減機と同一です。

S88版は、入力PINの設定を2(D2)より3(D3)に変更します。

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割込み命令にも、変更が必要です。0から1に修正します。

f:id:har_amc:20210306094422j:plainこれで、S88入力でのRailCom信号の確認が出来ました。

 

フルスペック機(RailCom版)の完成です。

 

 

数年放置されていましたが、ようやくリピーターの動作確認が完了しました。