ワカラナクナッテキタノデ、ハカッテミマス。
「当然、AC?Vと言えば、実効値ですね。」
繁忙期につき仕事に行っておりましたが、帰宅後押入れからTOMIXの物を幾つか引っ張り出して来ました。若い子には知らない人も多いのでは無いかと思う、昔のシステムです。
測定用に見繕って出したのは、5040 アダプターユニット、5550TCSコンバーターボックスに、5001パワーユニットの3点。AC出力は17V、DC出力は12Vと言うシステムです。
先ずは、アダプターユニットのAC出力の測定。テスターですので実効値の17.1V。大凡いい数値ですね。
オシロスコープの測定画面では、P-Pで48.8V。プラス側24.4Vの実効値は1.414で割ると、17.2Vと非常に良い数値です。
DC出力は11.89V、概ね良い数値です。
内部は、トランスと直流電源部が載っています。
ブリッジダイオードと3端子レギュレータ、1次・2次の電解コンデンサと言う、典型的な全波整流+平滑回路です。
TCSコンバーターボックスのDC出力は、12.08Vで良好です。アダプターユニットから17Vを貰っています。
内部は、コンデンサ容量が違いますが、アダプターユニットと同じ基板の様です。
ここ迄は、想定内の回路でしたが・・・。
次は、パワーユニットに移ります。AC出力は19.4V。おや、少々高いかな?
同様に、オシロスコープの測定画面では、P-Pで56V。プラス側28Vの実効値は1.414で割ると、19.8Vと計算値的には概ね良い数値です。
こちらのDC出力は、走行用電力で13.01V、言うより高い数値です。(DCレンジです。)
内部を見ると・・・!、トランスにブリッジダイオードのみでは有りませんか。(見えませんが、小さい基板裏一人寂しく付いています)全波整流のみです。
少し右に回して、LEDが点灯した時が、19V少し上回る程度。
DCです。平滑化していませんが、誰が何と言おうとDCです。
右に回し切って、21Vを少し上回る程度。
何度も言います、DCです。
車両走行時には、LEDの点き具合が変わるので、負荷を付ければ多少特性は変わると思います。
これでAC17V・DC12V出力と言うのも、如何な物でしょうか??(30年前に言わないとね。)
これは、完全に想定外でした・・・。しかし、昔から使って来ましたが、走行は特に問題無いんですよね。
DCCと言いながら、今更なんて事をしているんでしょうね・・・。