先日、電機屋の毎日に於いて「WingTAT」というTE互換品のカードエッジコネクタを手配したとの事。昨日入手出来ましたので、早速確認していきます。
外観に関しては、特に問題になる所は見当たりません。
強いて言えば、差込方向表示をどうするか?という事くらいでしょう
シルク印刷の方を部品面(○□)と読み替えるのが順当な所ですね。
リードピッチは、2.54mmで従来と変わらず。即ち、NANOに付ける際には足曲げが必要になります。
初めに、コンタクトの間隔はおおよそ0.25mmです。前回検討した時の寸法は、0.35mmですので、良い方向への誤差といえます。標準時の0.75mmから比べると、0.5mmも狭い訳ですから、差込もきつめになりますね。
コンタクト間隔もそうですが、コンタクトの材質や形状の違いで、差込抵抗に差が出ているとも考えられます。
続いて、深さ方向の検討です。
TEのコネクタは、およそ7.5mmで2mmの餡子を挟む事で、5.5mmとしています。
WingTATはいかほどになるでしょうか?
なんと運が良い事でしょうか!なんと9.5mmです。4mm足せば5.5mmとなります。
2x2mmのプラ棒を2段重ねで挿入して確認してみましょう。
最後は基板幅方向を確認します。基準のTEは約10mmです。
あちゃーっ、11mmと中途半端な寸法です。
両脇に2x1mmのプラ棒を差し込んだとして・・・、0.5mmの誤差はどう考えるか?
Vカットのバリを加味すると良い加減になりそうな予感が・・・。
コネクタ底部に4mmと、両サイドに2x1mmのプラ棒挿入で、実用範囲と思える今日この頃。