スマイルコネクタZ その3 「WingTAT」

先日、電機屋の毎日に於いて「WingTAT」というTE互換品のカードエッジコネクタを手配したとの事。昨日入手出来ましたので、早速確認していきます。

 

 

外観に関しては、特に問題になる所は見当たりません。

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強いて言えば、差込方向表示をどうするか?という事くらいでしょう

シルク印刷の方を部品面(○□)と読み替えるのが順当な所ですね。

 

 

リードピッチは、2.54mmで従来と変わらず。即ち、NANOに付ける際には足曲げが必要になります。

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初めに、コンタクトの間隔はおおよそ0.25mmです。前回検討した時の寸法は、0.35mmですので、良い方向への誤差といえます。標準時の0.75mmから比べると、0.5mmも狭い訳ですから、差込もきつめになりますね。

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 コンタクト間隔もそうですが、コンタクトの材質や形状の違いで、差込抵抗に差が出ているとも考えられます。

 

 

 続いて、深さ方向の検討です。

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 TEのコネクタは、およそ7.5mmで2mmの餡子を挟む事で、5.5mmとしています。

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 WingTATはいかほどになるでしょうか?

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なんと運が良い事でしょうか!なんと9.5mmです。4mm足せば5.5mmとなります。

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2x2mmのプラ棒を2段重ねで挿入して確認してみましょう。 

 

 

最後は基板幅方向を確認します。基準のTEは約10mmです。

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あちゃーっ、11mmと中途半端な寸法です。

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両脇に2x1mmのプラ棒を差し込んだとして・・・、0.5mmの誤差はどう考えるか?

Vカットのバリを加味すると良い加減になりそうな予感が・・・。

 

 

 コネクタ底部に4mmと、両サイドに2x1mmのプラ棒挿入で、実用範囲と思える今日この頃。