スマステ基板、設計始めました。その13 X9S組み込みと試運転。の2

車両の試運転に移りましたが・・・。

 

いつものBトレ183系房総特急を動かそうとすると・・・動きません。スケッチ書き込みに問題が有るのかと思い、何度もトライするも一向に動きません。

ホビセンの純正DCC車両を載せると、暴走して勝手に前後に動いています。

訳がわからず、もう私の手には負えません。

 

 某所で開かれたDCC電子工作連合の会合があったので、スケッチを最新の物に書き換えてみると、すんなりと動く様になりました。

f:id:har_amc:20180317233008j:plainそう言えば・・・、DSoneR3用のファームの記事が・・・。どうやら、この罠に嵌っていたようです。

 

S88Nの動作確認もさせて貰って、一応動作確認完了となりました。

 

 

これで、基板の改版とリピーター基板の製作に移れます。

 

 

スマステ基板、設計始めました。その12 X9S組み込みと試運転。

X9Sへの組み込み前に、UART経由でのスケッチ書き込みと、DSソフトウエアの同期確認を行いました。

 

しかし、DSソフトウエアの方は問題有りませんでしたが、スケッチ書き込みで不具合発生。リセットスイッチ配線にミスを発見したので、パターンカットの上ジャンパー配線して何とか動くようになりました。

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片側コネクタに、KATOコネクタを取り付けて見ました。固定には毎度お馴染みのグルーガンを使用しています。

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ケースは現物合わせで、手加工にて開口しました。

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基板を組み込むと、こんな感じに。

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リセットボタンは、ケースのR部分に掛かっています。タクトSWは、2mm短い物に変えても良いかもしれません。基板改版時(有るのか?)に出面調整しようと思います。

 

 

自家製ケーブルで配線し、基板を仮り止めして試運転して見ます。

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 自作ケーブル2本のうち1本に少々難(割れたやつでしょう。)問題有りましたが、何とか動作確認が出来ました。(危うくもう1台壊す所でした。)

 

 

オレンジ色のRUNランプも、DSソフトウエアに同期して問題無く点灯/消灯しました。スケッチ書き込みも、問題無く出来る様になりました。

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 苦節?11ヶ月、何とか量産試作が形になりました。※特に量産予定が有る訳では有りません。f:id:har_amc:20180315015214j:plain

 

まだ S88-Nの動作確認はしていません。 そうだ!肝心な車両での試運転もしておかないといけませんね

 

 新基板は、リピーター基板発注時に頼む事にしよう。

リピーターの方も、追い込み掛けないと!

 

 

スマステ基板、設計始めました。その11 試運転

部品も揃ったので、土曜夜・日曜夜と2日間夜だけの作業ですが、2枚の基板組み立てと試運転をしました。

 

2枚有りますが、それぞれ電源部分が違います。

右はLDOを搭載し、左はムラタのDC/DCコンバータを搭載しています。

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LDOは特に調整する必要は有りませんが、ムラタのDC/DCはVRを回して出力電圧を調整します。

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基板の用意が出来たら、スケッチの書き込みに移ります。

手順1、スマイルライタ試作機(CH340)で(ICSP経由)でブートローダー書き込み。 ※書き込み装置は「Arduino as ISP」に設定。

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手順2、CP2102(USB-UART経由)で、DSoneR3のスケッチを書き込み。 ※書き込み装置は「ArduinoISP」に設定。

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手順毎に書き込み方法を変えているのは、 スケッチ書き込み問題に有る様に、ICSP経由でスケッチを書き込むと、以降UARTでの通信が出来なくなる為です。

 

 

スケッチ書き込み直後に、RUN表示が点灯しています。論理が逆になっています。基板を直すか、スケッチを直すか?

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スケッチを観察した所、該当部分を発見。

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0は1に、1は0に書き換えてスケッチを書き込むと、無事、論理反転する事が出来ました。

 

 

CP2102経由からのDSソフトウエアの同期の確認もできました。

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次は、PIPO X9Sへ組み込んで、UART周りとスケッチ書き込みの確認をして行きます。

 

 

 

スマステ基板、設計始めました。その10  PIPO X9Sと合わせてみた。

X9Sの「日本語無い」版は、いろいろ試しましたが、今の所成す術無しです。今後、購入する前に日本語対応品か確認する事が必要になりました。

IntelATOMプロセッサの開発打ち切りを決めていますし、近々X9Sはディスコンになるのか?・・・的な予感が・・・。(まあ、いずれはなりますね。)

 

そんな事を優先してしまって、不足部品もやっと手配した所ですので、物理的な方面の確認をしてみます。X9Sに基板をあてがってみました。

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寸法通り出来ています。ネジ穴・位置決めボス位置も問題ありません。

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 一安心です。

 

今日はこれだけ・・・。明日には部品が届く予定です。

 

あっ、1mm厚の樹脂スペーサーと固定用ビスを頼まないといかん。

 

「日本語無い」機体は、EUプラグのACアダプターも一つ有る事ですので、限定1台限りの「輸出(EU)仕様」にでもしましょうかね。

 

 

 

スマステ基板、設計始めました。その9 基板到着!

昨週末、仕事から帰ると前触れも無く荷物が届いていました。OCSと言えば、Elecrowからの荷物です。

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時節がら、付属品が同封されてきたかとひやひやしつつ荷物を開けると・・・。

 

 

大きな袋の中、小箱が一つ入っていました。

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箱を開けると、基板は7枚でした。

f:id:har_amc:20180304203625j:plain「ガチャは2枚」と言いますか?

 

 

スマイルワークスのロゴが小さいので、文字がつぶれてしまっていますが、見ればわかるのでOKです。

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これからしばしの間、配線の導通チェックや、部品搭載しての動作確認をしていきます。不足部品の手配もしなくっちゃ。

 

 

とりあえず、コネクタ類を並べてみました。

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出面は概ねOKです。

 

 

 

 

 話は変わりますが、追加で購入した「PIPO X9S」に問題が・・・。

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 日本語が無い!選べません。どうしよう??

 

とりあえず、手持ちの日本語対応版のEMMCクローンを作って、コピーして見ようと思います。

 

 

 

 

「DCCリピーター」その2

「DCCリピーター」の設計中では有りますが、途中の経過をちょこっとお見せしたいと思います。

 

 

ケースは、こいつにしてみようと計画。中華ケースですがルーター用に設えたケースの様です。

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外形は120x120とほど良いサイズなのですが、基板のサイズが100x100では上手い事パターンが引けません。(100x100以下だったら、非常に安く基板製作出来たのに。)

 

 

基板外形は、コネクタ側をぎりぎりまで伸ばして、114x100としています。

f:id:har_amc:20180228093524p:plainケースありきの基板サイズ(結構大きい)なので、機能を盛り込んでしまいました。

 

 

ドライブ回路の基本性能としましてはDSoneR3同等(TB6643KQ使用時)、表示に関しては「見るだけ君」と同様の表示をさせる事を計画しています。(LCDを搭載の場合)

 

その他の基本機能は以下の様に設定しました。

 

・DCC信号入力は、フィーダー(DCC-IN)又はS88-Nの2系統。

 それぞれにスルー端子を設定。(DCC-IN側優先の排他入力となります。)

 ※非選択時のRJ45コネクタは、S88-Nの中継コネクタとして使えるかもしれません。

 

・DC-IN・TRK-OUT及びモータードライバーは2系統分搭載し、同電源又は別電源でのオペレーションに対応。

 片側は12V、もう一方は15Vという使い方を想定しています。

 

・TRK-OUTはスマステ基板と同じく、3種類x2出力を用意しています。

 

 

設計も終盤になって来てはおりますが、保護機能が一部抜け落ちている事に気がつきましたので、追加しておかなければなりませんね。(当初は「見るだけ君」機能のみ搭載予定でしたので。)

 

 

 

「DCCリピーター」

今回は、「DCCリピーター」の提案です。

 

スマステと同時進行になりますが、「スマイルリピーター」なる物を計画しておりますす。

それはいったい何なんだ?と思われると思いますので、以下に解説をしていきます。

 

1.ブースター

DCCブースターと言いますと、コマンドステーションと組み合わせて使用し、コマンドステーションで生成した制御信号を処理し、線路への走行用電源供給と共に制御信号を発信する役割を持っています。現在多くの製品で、ブースターを内蔵したものがコマンドステーションとして存在しています。

 ブースタの使い方と言うと当然、系統の違う線路用として使用出来ますが、その他の使い方は無いかと検索をしていると、某Z○○の取説に図解されていました。ブースターとブースターサークルなる表記が有り、メイントラックを分割するように接続されています。この意味を簡単に言うと「単一トラック上で複数車両が走行している場合等の電力不足を解消する為に、トラックを複数に分離し閉塞区間毎に電力を供給して走行安定を図る。」と言う使い方です。

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当然この場合は、線路に供給される電源・信号の位相は合っていなければなりません。

ロコネット等を通して、同一の信号を元に全ての区間に同位相の電源を供給している訳です。(している筈です。)

 

なるほど。

 

 

2.リピーター

私が以前より必要性を感じている物に、「DCCリピーター」が有ります。(無線関連より拝借した名称です)

「ブースター」ではなく「リピーター」なる物を提唱しますが、大まかに言うと、上記の様な複数トラック(閉塞区間)での使用には対応せず、単に線路等からDCC信号を取得し、そのままオウム返しに信号を再生成し、別系統向けに供給するだけの仕組みをイメージしています。

 

これを何に使うのかと申しますと、以前のTOMIXポイント問題に有るとおり、アクセサリ線路とは別電源(別電圧)化する必要性を感じているからです。当然ながら在線検出(Nucky方式)を採用する際には、おのずと別系列とする事が求められますので、有っても得に不都合はない筈。

ストラクチャー内の照明電源などを個別に供給出来れば、車両走行に支障をきたす事も無くなる事でしょう。

 

効能・利点は

・張り巡らせた線路の、任意の場所からDCC信号を取得する事が出来るので、設置場所を自由に設定できる。

・N・HO・Gゲージなど、推奨動作電圧が違うモデルの混在するレイアウトにおいて、任意の電圧供給に対応できる。また、ストラクチャー用電源として使用する事も出来ます。

・メインとなるコマンドステーションのメーカーを問わず、組み合わせて使用できます。(と考えています。)

・長距離で減衰した(鈍った?)DCC信号を、再度整形して出力します。(DCC信号として認識出来る範囲の劣化に対応。)

 

注意点は

・複数の分割トラック制御用(閉塞区間制御)のブースターとしては使えません。

 元のDCC信号に比べて、多少なりとも遅延が発生して位相がずれる為、同一線路の分割(ギャップ区切り)の制御には使用出来ません。(出来ないと思います。)

 

 

 ※こちらもあやのさんに依頼して鋭意開発中です。