ただの箱(試作版)の改造

ただの箱(試作版)の改造記事が出ましたので、早速改造してみました。(量産試作版は組み替えてしまったので、廃止状態です。)

 

配線を終え試運転してみると、立ち上げ後の最初の表示の時には、ENTERとESCしか効きません。そのまま車両アドレス入力に進んでも、数値はデタラメです。何で???

 

毎度の事ですが、配線図を眺めて・・・、スイッチ周りの抵抗値を確認する事に。

f:id:har_amc:20170202154128p:plain

スイッチ部分に絡むのは、「Buttonのグループの」2.2kΩ、470Ω、1kΩ、6.8kΩの4種類です。

 

この辺に並んだ抵抗(R1-R15)を測定していきます。

f:id:har_amc:20170202155153j:plain

 

R1は、2.2kΩの所、2.23kΩで問題無しです。

f:id:har_amc:20170202155231j:plain

 

 

 

おや? R2とR3は2.2kΩの所、1.06kΩです。

f:id:har_amc:20170202155244j:plain

 おやおや、同じ数値で正規の数値の半分位・・・、どこかで短絡しとる!

よーく見ると、同じスイッチにつながっているではないですか!!そりゃー動きませんよ。

接続を直して正常に動きました。不幸中の幸いとでも言いましょうか、ICの入出力等でなくて良かったです。

 

「皆様、配線の確認は、念には念を入れて行いましょう!」と自分に言い聞かせます。

 

 

青い箱(DSbluebox)本格始動!

先日Yaasan様より、ただの箱の量産基板を頂きましたが、ようやく試作版基板との装換が終了しました。

 

初めに、持ち運びに使っているBトレイン「房総特急183系0番台」の読み込みにチャレンジ。が・・・、いきなりのエラー!こうなるから、苦手意識がメラメラと湧き上がって・・・。

 これに搭載しているデコーダーは、「DSdecR3」。これは、「読み込みに関してのプログラミングはしていなかった様な・・・」との事です。f:id:har_amc:20170129002125j:plain

そういう事なら、問題は無さそうですね。

現状、KATOの183系1000番台(トレインスコープ車両)も同じDSdecR3ですが、こちらはMP3V4又はMP3V2に装換の見込みです。

 

 

次のグループは、Nuckyさんの「ワンコインデコーダ3」を組み込んだ車両です。

E2系新幹線、233系中央線、211系3000番台房総色です。

こちらは、何の問題も無く読み書き完了です。

f:id:har_amc:20170129002102j:plain

車両は全て、TOMIXの中古車両です。その心は・・・、「気軽に改造出来る」のです。

新品で買ったKATOの車両には、何故か「勿体無い精神が」メラメラと沸き立ちます。

 

 

これらは、ホビーセンター(KATO)の純正「デジトラックスのデコーダー」と「MRCのサウンドデコーダー」です。こちらも問題無く読み書き出来ました。

f:id:har_amc:20170129002109j:plain

 

 

以下は、参考記事と言った所ですが、DCC改造を施した車両のケースには、きちんとラベルを貼り付けました。この色なら目立って良いです。

f:id:har_amc:20170129005649j:plain

こうして置かないと、どれが何だか判らなくなってしまうのです。

物忘れの多いお年頃になって来ましたので、CV設定値や改造仕様明細も挟んでおくと便利ですね。

 

 

 

 

スマイルワークス(SmileWorks)ロゴ作成

「DCC電子工作連合のロゴ選挙」に大差で落選したので、自分用のロゴに転用しました。(安易な?、中身入れ替えです。)

 

スマイル(コネクタ)マークと、「WORKS:工場・製作所の意」を嵌め込み完成です。

f:id:har_amc:20170125154541j:plain

 

「名前負け!」と言われない様に、何か作ろうと思います。

DCC電子工作連合のロゴ 参戦!(追記:一応完成)

 

 

DCC電子工作連合のロゴ作成の話題は、暫く前の話になりつつありますが、食い付きが悪いとの指摘に、遅れ馳せながら参戦する事にしました。

ネット上のDCC関連画像を検索すると、やはりロゴとしては車両絡みの画像が多く、どうしても似てしまって、2020騒動の様になるのは極力避けようと、違う方向からアプローチをする事にしました。

 

 

電子工作といえば・・・、鏝だ! そこで、流行の曲にあわせて

I have a”KOTE”. I have a ”DCC”. +> ”KOTE-DCC”

と言う事で、とりあえず刺してみました。

 

周囲に配線パターンと3種のシンボルを配置、グリップ部分に”ALLIANCE”、下側に発足年”SINCE 2015”でいいのかな?

f:id:har_amc:20170113205940j:plain

DCCの文字間隔を調整したり、バランスを調整します。 

 

 

この状態では、配線パターンは良いのだが、”KOTE-DCC”はカッテイングシートで切り出すのは不可能なので、アウトライン化して行きます。

f:id:har_amc:20170113205946j:plain

文字を傾け、サイズも調整します。 

 

 

此処まで来ると、シートで切り出せます。

文字に関しては、”ALLIANCE”はアウトライン化して、グリップ内で白抜き文字とし、”SINCE”はそのままアウトライン化(黒文字)します。

f:id:har_amc:20170113204701j:plain

さらにバランス調整を繰り返して行きます。

小さいパーツは極力省いて行きますが、コテ先を省略したら娘にドライバーと言われました。(戻しても影響少なそうです。)

 

 

こんな感じで如何でしょうか?

 

********

追記

 DCCとコテ部分のアウトラインは、パターンに合わせて2重にしていましたが、シンプルにすると判り易くなりました。

f:id:har_amc:20170114135923j:plain

 後は、フォントを入れ替えて試してみます。但し、”DCC”部分はフォントを使わずにCADで適当に作成していますので、その他も同様に起した方が良いのだろうか?

 

 

********

再追記

結局、既存の文字を下書きにして、全部の文字を書き起ししました。 f:id:har_amc:20170119222519j:plain

再追加で2パターン作ってみました。

鏝先のみ表現を追加したものと、2重線に戻したもの。

f:id:har_amc:20170120094750j:plain

 

どれが見栄えしますか? 

 

1218 ホビセンフェスティバル

今日は、ホビーセンターカトーで初開催された、「ホビセンフェスティバル」にDCC電子工作連合の一員として参加して来ました。

f:id:har_amc:20161219074437p:plain

f:id:har_amc:20161218222458j:plain

 

開店と同時に準備開始。

f:id:har_amc:20161218230838j:plainf:id:har_amc:20161218231028j:plain

 

昼頃より、メインのセレモニーが始まりました。(鉄道模型コンテスト2016の優秀作品の展示と作成者のプレゼン発表をしていました。)

f:id:har_amc:20161218222657j:plain

 

後半3時より、今回の目玉(我等がDCC電子工作連合の)、新・MP3サウンドデコーダーの紹介時間です。これは、「KATO」印の入ったコラボレーション商品となります。来春発売予定ですが、販売形態は単品売りではなく、ホビーセンターでの組み込み専売品となるようです。f:id:har_amc:20161218235426j:plain

 内々で、試作を重ねて来ましたが、今回の発表をもって公開となりました。こんな事になるなんて発足当初は予想もしていませんでした!!

 

フェスティバル終了後は、新宿へ向かい「忘年会」。話した内容はすべて模型がらみだったような・・・。

 

 

明日は憂鬱な月曜日と言う事で、1次会で解散。家に帰ると、中国からの最後の荷物が到着しておりました。数日前に到着していた、中華CNCフライス盤と共に開封。

f:id:har_amc:20161218232738j:plain

樹脂板部品の素材は、塩ビ板でしょうか?レーザーカットでは無く、CNCルーターで切り出して有るようです。

  

f:id:har_amc:20161218232754j:plain

スピンドルモーターのホルダーは3Dプリンターで作った物で、とても軽く出来ていますが、仕様として軽金属(アルミニウム程度でしょうか?)が対象なので、強度は申し分無いのではないかと思います。一応ターゲットとしては、プラスチック加工を主と考えているので、十分といえます。?(だろうと思います。)

 

本日届いた、エンドミル達。1mm,2mm,3mmと3種類をチョイスしています。 

f:id:har_amc:20161218232023j:plain

 タカチで使用しているのは、2mmの物なので2mmを10本、(フジガヤさん用の)レール加工用?に1mmを20本(弱そうなので多めに)、大物加工があるかな~と思って、3mmも10本頼んでおきました。

 

 

完全に勢いに乗って、3DプリンターとCNCフライスの同時購入で、年末から大忙しとなりそうです。

 

 

 

 ここから追記

 

そうそう、「KATO Nゲージ誕生50周年記念誌」の引換えが始まっています。 f:id:har_amc:20161220070011j:plain

 ハードカバーで内容てんこ盛りです。知らなかった事もいろいろ載っており、勉強になります。

 

 

 

 

3Dプリンター その4 

以前「スマイルコネクタ Ver.2 (短縮化) その2」で、スマイルコネクターZ(仮称)を提案していますが、実現させる為にはアダプターを作らないと誰もチャレンジ出来ません。

もうお分かりだと思いますが、コネクタ内に挿入する為のアダプターを作成しています。(言い出しっぺの責任で、作成している次第です。)

 

 

とにかく、データ(設計図)が無いと始まりません。既知の技術は極力排除して、初心者になって「SketchUp」に向き合っていきます。

まず、1本線を引きます。赤い線上で1か所(赤、青、緑の交点)クリックして右へ移動しポインタが赤線上にある状態で、数値(10)を入力、すると赤線上に10mmの線が引けます。その他に、2mm、8mmと引いていくと赤線上にそれぞれのポイントを作る事が出来ます。

次は、それらのポイントから、緑線方向に線を引いていき、平面上に必要な形を作ります。線引き作業を繰り返して行きますが、色別で方向(X,Y,Z)を示してくれるので、線の長さと方向をしっかり考えていれば、問題無く作図出来ます。

※線端部と中央にポイントが有ります。それらを使って線を引いていきます。(何とか理解する事ができました。)

f:id:har_amc:20161204233232j:plain

 

 

平面形状が出来たら、それぞれの線で囲われた部分毎に、引き延ばして行くと立体形状になります。今回はこのパターンを出力していきます。

f:id:har_amc:20161204232557j:plain

 

 

STLファイルを読み込み、「Multiply object」で6個同時に出力していきます。f:id:har_amc:20161204232605j:plain

 

 

これが、出力された状態です。ギャップ調整と、テープ表面の清掃(無水アルコールで脱脂しています)しておけば、途中で剥がれることなく出力出来る様です。忘れて剥がれると、こねくり回して悲惨なことになります。(何度も、フュージョンしたり・・・。)

f:id:har_amc:20161204232715j:plain

オッと、 すでにカプトンテープに傷(剥がれ)が・・・。

 

 

左側が裏面(合わせ面)、右側が表になる面です。

f:id:har_amc:20161204232744j:plain

少々、浮き上がって曲がりが有ったりします。 

 

 

2枚を裏面合わせにした物を、コネクタ内に挿入します。内幅は8mmと設定通りに出来ています。

f:id:har_amc:20161204232825j:plain

 一応、形にはなりましたが、もう一工夫が必要であります。

 

基板厚を、1.2~0.8位にする良い方法は?銅板をどう挟んであげようか思案中です。

とりあえず、基板はどの厚さが良いのだろうか?

 

 

 

3Dプリンタ その3

今日は、3Dプリンタ用のデータを作るために、試行錯誤を繰り返しています。

先ず初めに、どうやって作図するのか?という問題にぶち当たりました。

ネットを見ていると・・・。

ここから始める、3Dプリンタ&モデリング基礎知識 - AKIBA PC Hotline!(少しネタが古いですね。)

初心者用の、「3D CAD」や「3D CG」ソフトが掲載されているが、職業柄なのか?CGソフトに相いれないものを感じています。(二昔前の「Strata Vision 3D」を使っていて、寸法で入力出来ない事に、非常にストレスを感じていたものです。)

 

 そこで、無料の3D CADの中から3種類ほど試用してみる事にしました。

1.DesignSpark Mechanical Software

2.Autodesk 123D Design

3.SketchUp

 

インストールしては、「四角を書いて引き延ばし」たり「シンボルを重ねて足したり引いたり」してみます。

 

1.DesignSparkMechanical

 モデルの回転表示の操作感が気に食わない。(そっ、それだけ?!)

 

2.Autodesk 123D Design

 AutoCADLTとは操作性が全く違うので、嫌になった。(また、それだけ?!)

 

3.SketchUp

 仕事で使う、AutoCADLTやJWWの様には簡単には行かないが、チュートリアルのビデオを見て何とか使えそうな気がしたので、これで行こうと思います。

 起動すると、テンプレートを選べるようになっていますので、「3Dプリントーミリメートル」を選んで作図に入ります。しかし、ツールが少なすぎて(よく言えばシンプルで)兎に角難儀しています。平行線すら1発で引けません。何とか形になって来たのが下の画像。

f:id:har_amc:20161203182003j:plain

f:id:har_amc:20161203182014j:plain

少ないツールで、書いては消してを繰り返さなければならない様です。後から「平行線1本」のみを寸法値で足して行くという作業は出来ないので、長方形や円を入力したり、面を数値でオフセット(拡大・縮小)し、要らない線を消していく作業が必要です。表示されている面の中に、消せていない陰線が多数存在しています。(出来上がりに影響は無いので良いと考えているようです。)

 

 

試しにプリントしてみる事にします。ただし、STLファイルを出力させる為には、プラグインをインストールする必要が有ります。

SketchUp STL

 「ウインドウ」ー「拡張機能マネージャー」より取り込むと、「ファイル」内に「Export STL…」が追加されます。

 

 

 

ターゲットが小さいので、プリンター側の変更が必要です。

あらかじめコレを作る為に用意しておいたのが、変えノズルです。標準は0.4mmですが、予備も含めて0.4mm、0.3mm、0.2mmを2個づつ購入しておきました。

f:id:har_amc:20161203185806j:plain

 今回は0.2mmを取り付けています」。

 

 

左下は0.4mmノズルで出力したもの、その他は0.2mmです。右上はスリットを設けてみたものですが、これではだめですね。

底面積が小さいので、剥がれて終了したりと良い結果とは言えません。

f:id:har_amc:20161203174040j:plain

 立てて造形するのはやめた方が良さそうです。ベッドに寝かせての、2ピース構造とか考え直してみます。