CNC2417を発掘、アクリルパネルを加工してみます。その6

今日もCNCでアクリル加工です。

 

今後試作ケースを作る時に備えて、インサート用パネルの加工が出来るか確認をしました。

お題は「DSair2 Micro」のパネルです。設計データからパネル加工図を作成し、BCNCで加工データを作っていきます。

内部の座繰りはポケットを設定しますが、外周部の座繰りはどうするんだろうか・・・?しばし考え、答えを見つけました。

外周線を必要分だけオフセットし、それぞれを必要深さだけカットしてあげれば良いのです。再外部までは7mm有りますが、今回は6本分オフセットして最後は外周線で一括カットしています。

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一応想定通りの加工にはなりましたが、バックパネルは残りが少なく、触っているうちに折れてしまいました。f:id:har_amc:20220227004200j:plain

また、使用したデータが古いものだったので、開口部のズレがありました。

 

 

気を取り直し、実際の加工データからDXFデータを作って再度チャレンジです。

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今回はどうでしょうか?

 

 

前回割れた開口部分は、上下を少しばかり狭くしたので、何とか壊れずに済んでいます。

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これらのパネル加工には、1時間弱掛かります。その間、切粉を掃除しながら、傍らで見守っています。

 

 

DSair2に重ねてみます。

フロント側はズレもなく重なり、問題なしでした。

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リアパネルを重ねると、こちらも概ね大丈夫そうです。USBコネクタの位置は、多少加工が必要かもしれません。

f:id:har_amc:20220227004325j:plain実物のケースが無いので、確認は後になります。おそらく微調整は必要になると思います。
加工したアクリルは厚さが3mmで、オリジナルパネルの厚さは2.6mmなので、0.4mm程飛び出す事になりますが、さほど気にならないと思っています。



これでインサートパネルの加工が、出来る様になりました。