「Smile”Stack”」と銘打って、自分の欲しい物・作りたい物を作っておる訳ですが、基板の姿図だけ見せられてもよくわからん???と言う方もおられる事でしょう。とりあえず基板が出来たので、立体にしてみました。
こちらが基本となる「Smile”Stack” BiDi-Repeater」です。
DCC信号を入力すると、信号を絶縁のうえ再生成し「BiDi信号」を付加してDCC信号を出力します。BiDiに対応していないブースターをお使いの方は、既設ブースターの下流に挟む様に設置していただきますと、BiDi対応化が出来ます。
また、USBシリアルを介してPC版「DSソフトウエア」を使用すると、コマンドステーションとしても使用が出来る設計です。(DSone相当のスケッチ書き込みが必要です。)
こちらが「Smile”Stack” Booster Array」です。アレイと言う割には、モータードライバーを2個しか積んでいないと言う突っ込みはよし子さんです。マイコンの端子の都合で、2個までとなりました。※因みにATmega328P-AUの端子は全て使い切っています。
「Smile”Stack” BiDi-Repeater」と同一の信号を使い、別電源でのドライブに対応します。
※別電源、すなわち別の電圧で使用が出来るという意味合いを強調します。動きの渋いTOMIXのポイントは16Vで駆動、線路電源とは別にストラクチャー用の12V電源にしたり、と言う使い方を想定しています。(この使い方の場合、BiDiは必要有りませんが元信号に付加されるのであしからず。)
最後に「Smile”Stack” Decorder Array」です。こちらは、5つのモータードライバーを積むので、アレイと言っても良いでしょう。
「Smile”Stack” BiDi-Repeater」単独による1信号もしくは、「Smile”Stack” Booster Array」との組み合わせによる3信号を切り替えの上、5つのモータードライバーを使うことが出来ます。町の照明を点けたり、観覧車を回したり、ロープウェイを動かしても良いでしょう。
強いて言うなら、アナログ車両の走行が、5人一緒に楽しめます!
そして、3種の基板を重ねるとこの様な形になります。勿論ドライバーアレイを使わず、2段構成でもOKです。
まだ、全ての部品が乗っている訳では有りませんが、この様な形で使用します。
現状は、ピンソケット(15mm)や基板スぺーサーの検討・手配を怠った為、部品不足で完全体にはなっていません。
左側のピンソケットをバスにして、ロジック信号やDCC信号のやり取りをします。
現在のモータードライバーを基板面にネジ止めする方法での電流制限は2Aとしますが、今後行うであろうヒートシンク・FAN取付状態の負荷試験で安全性の確認が出来れば、4Aとなるかもしれません。
但し、ピンソケット(バス)の電流制限は3Aなので、「Decorder Array」へのDCC信号も3Aまでの範囲で使用します。 ※But・・・ 抜け道は用意されています。
「Decorder Array」については、1つのモータードライバーに2枚(最大6枚)くらいまでで使うのが限度でしょうか?※これは合計の消費電流に左右されます。
DSソフトウエアを使用したコマンドステーションモードでの使用の場合は、最小構成の 「Smile”Stack” BiDi-Repeater」と「Decorder Array」の組み合わせで、列車走行とポイント切り替えを楽しむ事も可能です。(一部のポイント種に使用制限有り。)
試運転(モータードライバーAのみ)をしてみると、「BiDi Display」に車両アドレスが表示される所までは確認出来ました。
後は、スタック用にモータードライバーB・Cの電流センサー信号の取り込みや、FAN制御用のプログラムを組んでいただくと動いてくれる筈です。