「オートキャリブレーター(自動(速度等)設定装置)」について妄想

「S88-N」による自動運転のデモをした事により必要性を感じた物に、「オートキャリブレーター(仮称)」が有ります。現状、異なる車両の混在したレイアウトで自動運転をする為には、共通の停止距離で停車する事が必要になるからです。

 

現在、フジガヤさんの所で、スピードメーターの製作中ですが、発展機材として「S88-N MAG」等の通過検知(区間検知でない)機構を用いて、車載デコーダーを走行させながら自動的にチューニングしてあげようという物です。

 

実例としては、以下の様に考えます。

・周回コースにセンサーを設置します。例えば、通過検知(A:停止開始点)、停止検知(B)、停止検知(C)、通過検知(D:過走)の4個を順に並べます。

 

チューニング手順としては、

1.初期設定 -センサー間距離の設定をする。

  A-B間、B-C間、C-D間を設定。A-B又はA-Cは停止させたい距離とします。

  ※B-C間は、許容誤差の範囲と考えてください。

 

2.チューニング1 -最高速度設定。最高速度をスケール速度で設定する。

 実車速度を設定した後、周回しながらスケール速度を取得し、CV値を増減しながらデコーダーに設定し、測定ー設定を繰り返す。(設定終了後、しばし走行して設定値の±3~5%程度に誤差が収まる程度を目指せば良いと思います。)

 

3.チューニング2 -減速設定。停止指示からの減速特性の設定。(距離・時間)

 Aを通過後、BとCの間で停止する様にCV値を増減させて設定する。「2.チューニング1」と同様に何度も測定ー設定を繰り返します。

 

4.チューニング3 ー加速設定

 自動運転に必要かどうか不明ですが、一応機能として持っておきましょう。

 

 ※運転状況は、室温やモーター温度などの環境に左右されるそうです。また、レイアウトの勾配にも左右されると考えられますので、その辺の誤差を加味してBとCの間隔(誤差)を経験的に設定する事になりますね。

 

考え所なのは、単一線路において同じチューニングを施すと・・・、蒸気機関車と新幹線では最高速が桁違いですが、停止距離は一緒という状況になります。そこは、常識の範囲で運用して頂くと言う事で・・・。

 

 

これを、DSソフトウエアの新機能として実現できるか?その場合「S88-N」や「UART」・「I2C」を使用する事が出来るのか?

はたまた、単体機器で実現するか?数値入力等が必要となるので、青い箱のパネルを少々変えて作るか?それとも、リピーターの箱で、一から専用で作るか?

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一番良い方法は・・・?