DSshield(アナログ車両向け)の発展についての妄想

DSshieldの基板を見ると、I2C端子が搭載されています。(ええ、未だ組み立てしておりません。)

 

I2Cと言いますと、信号線2本で複数のセンサーやLCD等との通信・制御をさせる事が出来る通信規格です。スレーブを数珠繋ぎに接続出来るだけではなく、マスターも複数混在させる事が出来るそうです。(マルチマスター)

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 これは、情報送受信に活用出来るのでは無いかとI2Cについて調べていると、制約はさまざま有る様で、マスターとスレーブを同時に設定する事は出来ない仕様(サポート外)がある事が判りました。(これはI2Cコントローラーの仕様書ですが)Arduinoが実際どうなっているかは不明です。

 

 

そこでふと思いました。「それならDSシールドはスレーブに徹すれば良いんじゃないか?と。」

 

1.DSshieldのI2C端子は、スレーブモードで通信を逐次受け入れる為に使用する。モータードライバ出力はDCC-OUT。

 

2・据え置き型モーターデコーダーに電流検出機能とフォトリフレクタ機能を同時搭載し、I2Cマスターモードを追加する。状態変化の検知と共にI2C経由でDSshieldへ発信する。(ここをマルチマスターとして考えています。)

在線検知に関しては、2段階(区間進入及び任意位置)で検出可能です。またフォトリフレクタを2つ搭載出来れば、進行方向も識別可能ですし、駅における停止位置の区別(上り下り)でも使用できますね。

 

3.両ギャップを切った閉塞区間毎に上記デコーダーを割り振る。

線路に沿ってDCC-OUTー2本、I2Cー4本、の計6本を配線する。(据え置きデコーダーはデイジーチェーン接続)

 

4.DSソフトウエア上で全体区間の在線状況や走行方向の管理や、隣接区間のモーター出力管理(走行安定化)をする。

 

5.適宜、信号機やポイント(DCC仕様)を追加する。これでも配線は増えません。

 

こんな風に出来たら、T社のシステムよりは配線が少なくて済むのではないかと思います。恐らく6本の配線で全て片付く様な気がしています。(区間毎にフィーダーとフォトリフレクタの配線は別途必要です。)

 

車両に「絶対に手を入れたくないグループ」向けには受け入れられるのではないでしょうか。

 

 連合の皆さん、実現出来ますか?

(マスター/スレーブ関係無しに出来るならそれに越した事は有りません。)

 

※この据え置きデコーダー、DCCで使うと各区間でモーター一つ動かせますね。踏切とかポイントとか・・・。