「LokSound5 KATO」を試す。

「デスクトップステーション株式会社」より「LokSound5 KATO」の組み込みについてのレビュー依頼が来ましたので、早速試して見たいと思います。

 

 届いたのは、EURO LOK SHOPからの「ESU 58731」で、スピーカー無しモデルですが、スピーカーも一緒に届きました。

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うちに有るフレンドリー車両を調べたら、E217・E255・E259の3種類のみでしたが、既にフレンドリーデコーダー(EM13)でDCC化してあったE259を搭載対象に選びました。

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先ずは搭載状況の記録から。純正ですから、特に問題は無い様です。

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搭載時に下側となる面の比較ですが、上の画像の通り、特にショートの原因となる様な問題は有りません。

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裏面を見ると、部品点数が多く、受電側PADギリギリまで部品が載っています。

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PAD際のセラコンが銅バーに接触する、もしくはダイキャスト面に接触すると、ショートによる故障となる事が予想されます。

 

 

銅バーと基板の接触は全面で取っているのか?と思いきや、ポケット部分のプレスの凸部分とモーター部分の張力によるものと考えました。

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カプトンテープ(ポリイミドテープ)15mm幅を適度に用意し、凸部分の接触を妨げない様に切り取ります。

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15mmでは貼り付け面全体の距離を確保出来ないので、半分に分割しました。

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銅バーを基準にダイキャストへ貼り込みます。

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私はこのまま先に進みましたが、中間部分も絶縁して頂けると幸いです。

 

 

 デコーダーを差し込みます。特に問題は無い様に見えますが。

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カバーを取り付けると、少々浮くようです。画像下側のこの辺を削ると浮きは無くなりました。

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もしかすると、窪みの深さとセラコンの高さの関係が微妙なのかもしれませんね。

 

 

室内灯は、純正品をDCC化していましたが、端部を1コマ折り取りスピーカーの設置場所を確保しました。

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3Dプリンター製のエンクロージャーは2㎜程度削って薄くしています。

 

 

とりあえず、動作確認を。

恐らく、これで大丈夫では無いかと考えます。

 

 

そして、何故に走行動画が無いのか?それでは検証にならないでは無いかと言う声が聞こえそうでは有りますが。

何故かと言いますと、動輪のゴムタイヤが空回りして走らなかった為です。しかし、丁度良く30日の2回目接種時に、ポポンデッタで見つけた動力台車2つが有りましたので事無きを得ました。と言っても、ゴムタイヤの在庫が何処かに有った様な気もします。

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交換して、小一時間走らせましたが、特に問題は有りません。

線路も、磨きながら走らせている間にだんだんとコンディションが良くなってきました。

 

何故かわかりませんが、車両を少しいじった直後にHACX試作機で動かすと上手く行かない事が有りましたが、DSair2で動かすと問題有りません。直後にHACKに戻すと問題無く動きます。何でしょうね?

※もしや?こっちも突入電流に引っかかっている事は無いと思うが。 

 

そして、気になったので深さ関係の確認をしてみる事にしました。

ポケット部分の深さを測ります。

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およそ2mm有ります。

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次に、コンデンサの高さを測ります。

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1.4mm程度です。

f:id:har_amc:20210802012949j:plain深さ方向で接触している事は無さそうですね。

 

となると、両サイドの銅バーへの接触が原因である事が濃厚と考えます。しかし、ポケット部分で、走行によりデコーダー自体が左右に暴れて銅バーに接触するとは考えずらいので、組み込み時に何らかの原因で銅バーのずれが生じていたのではないか?とも考えられます。

これは、不具合の生じた現物を見ない事には確定は難しいですね。

 

とにかく、組み込み時には、短絡防止措置と各部品が正しい位置に有る事を確認する事が大事ですね。

 

 

**********追記**********

 

フジガヤさんの記事を見ると、銅バーの凸部分の接触は特に必要無いと考えられます。

 

 

※ここまでの情報で出した、私めの結論としましては、

ポケット内と両サイドの銅バー部分まで一体に、カプトンテープを貼りましょう。

です。

 

 

 

 

 

 



 

ふるさと納税(壬生町)記念品追加。

久しぶりにチェックしたら、栃木県壬生町ふるさと納税記念品に、3種類追加になっていました。

 「栃木県壬生町(TOMY)」

 

N<98025> 肥薩HSOR-100形2両 室内灯付(24000)

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N<98989> 限定JR115-1000系近郊電車(高崎車両センター・ありがとう115系) 室内灯付(50000)

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HO<9053> 国鉄50系51形客車セット 室内灯付(80000)

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TPIスマイルライター:「16u2 nano?」を作る

DC/DCの次は何を試そうか?と少し考えて、とりあえずマイコンを一気に取付してしまう事にしました。 

 

 今回製作する物で、マイコンを使うのは4種類です。TQFP32の「ATmega328P-AU」を2個、QFN44の「ATmega16u4」、QFN32の「ATmega16U2」の計4つを取り付けします。

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手始めに、nanoの方の作業に取り掛かる事にしました。

新作の「16U2 nano?」の設定をしていきますが、自宅のPCだとATmega16U2の表示が出るものの、何故か?「!」マークが付いていて先に進みませんでした。何か手順を抜かしている可能性が有ります。(いろんな所で作業をするもので、どこでやるのが正解なのか?よく判らなくなっております。)

実はここで先日の「COMBO-Amk2」に作業を変更した訳ですが、何となく成功率の高い感じがする会社の(自分の)PCにて仕事の合間に動作確認をしています。

 

ATmega16U2を認識、「!」マークは付いていません。これで先に進めそうです。

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コマンドプロンプトから、マイコンのメモリ消去と「AVRISP mkII」化プログラムの書き込みを行います。

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とりあえず上手く書き込み出来たようです。

 

 

 USBケーブルを抜き差しすると、「AVRISP mkII」が現れました。

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これで「AVRISP mkII クローン」化が出来ました。

 

 

ここから直ぐに書き込み確認に移りたい所ですが、カードエッジコネクタを取付していませんでした。帰宅後に動作確認をしましょう。f:id:har_amc:20210726104508j:plain

 そして帰宅後、(卓球の試合終了を待って)コネクタを付けて確認した所、「Atmel Sutudio」での書き込みは問題無く出来ましたが、「Arduino IDE」の書き込みが上手く出来ませんでした。

 

 

一夜明けて、また会社で確認をします。安定度の高い退役PCを立ち上げて確認して見ます。2時間程度をWindowsのアップデートに費やし、ようやくテストが出来るようになりました。

 

「AVRISP MKII クローン」使用時、ボード選択は「ATtiny10(bitDuino10)」とし、「マイコンボードに書き込む」ボタンを押して書き込みします。

f:id:har_amc:20210727122835j:plain※下の「ATtiny10(bitDuino10-arduinoTPI)」は「COMBO-A mk2」を使う時に選択します。

 

 

「COMBO-A mk2」の時と同様に、Lチカの数値を変えながらテスト書き込みを行い、問題無く書き込み出来る事を確認しました。

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クローンを使う時には、相変わらず最後に「エラーが発生しました」と言って来ますが、書き込み出来ていますので大丈夫です。

 

これで「16U2 nano?」の動作確認(Win10)は終了しましたが、「16u4 nano?」の確認が残っています。しかし基板のパターンをやっつけていた様で、作り直してから確認する事とあいなりました。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「COMBO-A mk2」その6

オリンピックの中継を見ていると、直ぐに時間が流れていきます。今日は金メダル4個と大量でしたね。

 

今度は「COMBO-A mk2」の基板を組み立てして、動作確認をしていきます。 

基板の修正はNanoの下で行っているので、見た目は前回と変わりません。

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ライトデコーダーにスケッチを書き込んで確認をしていきます。 

 

 

テストプログラムの「書き込み完了」とのメッセージは出ておりますが、今までと同じスケッチを使っていたので、本当に出来ているのか?確信が持てませんでした。

f:id:har_amc:20210725232926j:plainそこで、新しいテストプログラムを送付頂いて確認する事に。(お手数をお掛け致しました。)

 

 

比較の為、Lチカの数値を変更して書き込んでいます。

 

書き込み後に点滅が遅くなり、正常に書き込み出来ている事を確認する事が出来ました。

 

これで、TPI書き込みについての動作確認は終了となりました。

 

 

 

 

 

「Smile BiDi-Repeater」の改版基板とか。その5

想像に時間を掛けると、いつまで経っても頼めないので、見切りをつけて先週Elecrowに基板を発注しました。そして、休み前の丁度良いタイミングで(発送メール着信の3時間後には)基板が到着しました。

 

今回頼んだのは、「Smile BiDi-Repeater 8A」、「8A DC/DCコンバータ」、「Smile BiDi-Repeater Mini」、「突入電流防止基板」、前回失敗した「COMBO-A mk2」と「16u2 nano?」の6種類です。

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ぱっと見で、失敗しているのが有りまして、「COMBO mk2」のシルクがいまいちでした。随分前に作ったデータですが、見直ししないで発注してしまいました。

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今日は、手始めに新作でサクッと作れそうな「8A DC/DCコンバータ」を組み立ててみる事に。

f:id:har_amc:20210721235631j:plain相変わらず、全ての部品を配置してから半田付けするスタイルです。(DC/DCコンバータとターミナルは、別です。

 

 

出来たら、ノートPCのアダプター(19V)をむしって来て、動作確認をします。

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12.3V程度を出力している事を確認しました。出足は良好!一安心です。

 

そして、これも単体で電子負荷の刑に処される予定です。

 

 

 

 

 

「Smile BiDi-Repeater」の改版基板とか。その4

「Smile BiDi-Repeater」の改版基板の発注前に、一部変更した回路(プルアップ周り)が上手く動くのか、基板を改造して試しました。

 

結果は良好でしたので、恐らく最終の変更となる基板データを作成しました。

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RUN-LEDを右側へ移動し、モータードライバーとLCD周りを前回より1.27mm程度下方にずらしています。

 

 

そして、いろいろな相談・やり取りをしているうちに、「もう一つ作れ!」と声が聞こえた様な気がして・・・。

ハイ、作りました。C基板サイズの「Mini」です。(もう、やけくそです。)f:id:har_amc:20210706233134j:plainレイアウトの中で、ちょっと言う事を聞かないアクセサリが有った時など、ちょっと切り分けするのに便利かと。

レイアウトの中に「見るだけ君」は1つ有れば良いだろ?と言う事で、「Stack」からLCDのスペース、スタック用ピンヘッダ、USBシリアル等を削除して無理やり小型化しました。一応LCDの表示試験用にI2Cは「J2」に残しています。FANの制御回路も残しています。

 

そろそろ頼んでしまわないと、作るものが増え過ぎて収拾不能になりそうです。

 

 

 

 

「Smile BiDi-Repeater」のテスト その4

なごでんさんに製作していただいた、突入電流対策用基板ですが、少しの試験で効果を確認出来たため、さっさと基板を修正していました。しかし、突入電流緩和用のサーミスタをもう少し観察してみる必要性を感じましたので試験しています。

 

製作して頂いた基板はこちらです。

DCC信号入力後、一定時間経過後にサーミスタをリレーでバイパスする回路となっています。

f:id:har_amc:20210702002655j:plainDCC信号から電源を取り、タイマーICにてリレーを制御します。

 

 

今回のテスト用に、サーミスタのみを中間に接続したケーブルを作成しました。

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温度測定の為、電子負荷の温度測定用サーミスタを突入防止用サーミスタに取付します。

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電子負荷を7.5Aに設定し、温度が35℃以下になった所で電源をONします。

電流・電圧がだんだん上がって行き、6秒足らずでOCとなりました。電流は8.12Aを記録しており、温度は80℃を上回っています。

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突入防止サーミスタの特性として、温度が上がると抵抗値が下がるので、そのまま時間を置かずに電源を再投入すると、起動と同時にOCとなります。温度が40℃を下回るまでは正常に動く様にはなりません。

 

再起動時の待機時間など、使い勝手を考えると切り替え式が妥当と言う結果になりました。

 

心置きなく、基板を発注出来そうです。