「DSair」を「DSair(改)」にアップグレード。

DSair2は絶賛発売中ですが、調査用に送ってもらった「DSair評価機」を肥しにするのは勿体無いので、「DSair(改)?」にアップグレードしました。

 

デジタル鉄道模型フォーラム」に「LOCKE」さんが情報提供されており、2番煎じでは有りますが、私なりの解釈で電流センサーを実装してみました。 

 

とりあえず回路図を調査して、取り付けるACS711周りを確認します。

 回路図中はACS712と表記されていますが、使用する電流センサーはACS711ELCTR-12AB-Tです。

 

DSair2(試作時)の回路図。S88やI2Cは載っていません。

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DSoneR3の回路図

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 回路図を見比べると、ACS711(ACS712表記)と328P間の回路(ANA_CURRENT)に、「DSair2(試作)」にはR16(100Ω)とC10(0.1μF)が入っていますが、どうやらこれらは不要の様です。

また、ACS711の1・2PINと3・4PINの入出力の方向が逆ですが、ICは双方向(AC対応)みたいですので、ここはDSair2(試作)の回路図を優先で接続する事にします。

 

 

早速実装してみましょう。

変換基板を介し、ACS711を取り付けしています。
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先ず初めに、TB6643KQの電源入力(7番ピン)のパターンをカットします。

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カットしたら、導通が無くなった事を確認します。(カットした部分に電流センサーを挟み込む様に追加します。)

 

 

 

取り付け前の部組み写真を撮り忘れましたので、グルーガンで固定後の画像をば。

・8-5間に0.1μF、5-6間には1μFを取付。(0.1μFのリードは1μFの下側を通っており、空中で交差しています。)

・8PINに5V(赤)、5PINにGND(黒)、7PINは「ATmega328P」の25PINへ接続(黄)します。

・3・4PINは12V入力なのでDC-IN側より給電(白/黒)、1・2PINは12V出力なのでTB6643KQの7PINへ接続(黒)します。

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部品面側から半田付けしてあり、基板裏面は適度に鑢をかけてフラットにしてから、基板面へグルーガンにて固定してあります。(周囲のみ点付け接着)

 

 

 全景はこんな感じです。

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各部短絡確認の後、電源投入します。

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LEDが点滅しています。一応事故無く動いてくれている様です。

 

 

ケース下部にも問題無く収まっています。

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※ACS711の取付位置に関しては、ACS711が過熱する場合にはSDカードスロット上に取り付けた方が放熱に有利ではあります。

超薄型SOP8変換基板を用いて、裏面中央のベタパターン上に配置するのも良いと思います。(赤黒線の辺り)