KiCADを使ってみよう!「スマイルライターCOMBO(仮称)」の製作

現在「スマイルコネクタZ」用のコネクタアダプタを製作していますが、そろそろ私も自分の手で基板を作れる様にならないと、「旗振りおじさん」で一生が終わってしまいそう・・・。そんな事から自分で基板を作ってみよう!と行動開始です。

 

基板製作の最初のお題としまして、エッジコネクタ2個とICSP端子を搭載した「スマイルライターCOMBO(仮称)」なる物を計画しています。

 

基板の製作の為には、基板作成の為のCADソフトを使う事が必要になります。Autodeskの「Eagle」、「BSch+MBE」、「KiCAD」他、多種有ります。

今回、あやのすけ師匠の使っている「KiCAD」を選択し使って見る事にしました。これは、スマステ基板・リピーター基板共に「KiCAD」を使って製作されている事が大きな判断基準となりました。

 

最初のお題は、「スマイルライターCOMBO-P(仮称)」・・・これは何かと申しますと、Nuckyさんの「SimplePICKit2」を元に、スマイルコネクタ+スマイルコネクタZを統合した、一体型PICライターです。Cタイプ基板サイズで、ケース?はアクリルパネル2枚構成を考えています。

 

先ずは「Eagle」で作成された「SimplePICKit2」の回路図を、KiCADに移していきます。

手順としては、「Eeschema:回路図エディタ」を開いて、

コンポーネントを配置して、結線します。

・「CvPcb」コンポーネントとフットプリントの関連付けをする。

・「ERC」を実行し、問題が無ければネットリストを出力します。

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 何とか移し終えました。

 

 

 作業を「Pcbnew:プリント基板エディタ」に移し、ネットリストを読み込みます。

JWWで作った外形と固定穴データを何となく読み込み、部品を配置の後、配線をしました。(DXFはまぐれで読み込めました。)外形は、座標で書いても問題ありません。

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全域をベタパターンとする為に、余分に配線とビアを打っています

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 師匠は、特殊なビアを配置するだけで、虫食いを埋めていましたが・・・、私には、再現できません。何故だ?どうしてだ??

 

 

 

そして次に、「スマイルライターCOMBO-A(仮称)」・・・と続きまして。

これは、オリジナルスマイルライターの試作2作目とYaasanのスマイルライターR3の焼き直しで、Arduino Nanoを使って、同等品を作ろうとしています。

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サイズ、スマイルコネクタ位置やLED位置は「P」と同一としています。

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こちらも、余分に配線とビアを打っています

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 あとは、双方「DRC」を実行して、ガーバーデータを出力すればよいのかな。

 

 

Cタイプ基板サイズとしていますので、ケースはクリアのアクリルパネルにスマイルコネクタ部分の開口をしてあげれば出来上がると言う構想です。

 

ここまでで、だいぶKiCADの勉強にはなりましたが、ライブラリの管理概念、フットプリントの作成・管理など、要領を得ていない部分が多々有って、未だ非常に難儀しています。

使いこなすまでには、まだまだ修練が必要です。