スマステ基板の方はひとまず置いておいて、「WingTAT」のコネクタについて、詳細な所を見ていなかったので見ていきます。
「WingTAT」をスマイルコネクタZに対応させる為には、餡子を入れて幅・深さを調整する必要が有ります。TEのコネクタのコンタクトは抜けない様ですが、「WingTAT」のコンタクトは、比較的簡単に抜くことが出来ます。
モールドを真下に押し下げるとコンタクトが抜けます。
両サイドには、2x1mmのプラ棒を差込ます。
深さ方向には、2x2mmのプラ棒を2段入れます。
コンタクトを戻します。
リード側から、引っ張り固定位置まで戻しますが・・・。
※上面より押し下げると、コンタクトが曲がります。
正規の位置まで引き戻すと、餡子に当たってコンタクトが開いてしまいました。(右側参照)
逆さまにしてコンタクト位置(高さ)をモールドと面位置にすると、広がらない位置となりますが・・・。
この場合はコンタクトが直ぐに脱落するので、NGです。
2段目を2x2mm(左側)から2x1mm(右側)に変更すると、コンタクトピッチ・固定共に問題は無くなりました。
これなら大丈夫です。
基本的に、TEのコネクタに比べて勘合が2mm程深いので、標準のスマイルコネクタを使う場合にも、2x2mmの餡子を入れる必要が有ります。
見えませんが、2x2が入っています。
勘合具合はこの位。
ショート及び、Zを使う場合には、下段に2x2mmと上段に2x1mmを入れます。
こちらもこの位。
連合開発陣は「スマイルコネクタZ」への移行(設計開発)を始めて居ります。0.8mm厚はもとより、0.6mm厚でも開発しています。
新規の電子工作ユーザー様におかれましては、いたずらに機器を増やしても面倒かもしれませんので、「スマイルコネクタZ」からの参入も視野に入れてみてください。