「DCCリピーター」

今回は、「DCCリピーター」の提案です。

 

スマステと同時進行になりますが、「スマイルリピーター」なる物を計画しておりますす。

それはいったい何なんだ?と思われると思いますので、以下に解説をしていきます。

 

1.ブースター

DCCブースターと言いますと、コマンドステーションと組み合わせて使用し、コマンドステーションで生成した制御信号を処理し、線路への走行用電源供給と共に制御信号を発信する役割を持っています。現在多くの製品で、ブースターを内蔵したものがコマンドステーションとして存在しています。

 ブースタの使い方と言うと当然、系統の違う線路用として使用出来ますが、その他の使い方は無いかと検索をしていると、某Z○○の取説に図解されていました。ブースターとブースターサークルなる表記が有り、メイントラックを分割するように接続されています。この意味を簡単に言うと「単一トラック上で複数車両が走行している場合等の電力不足を解消する為に、トラックを複数に分離し閉塞区間毎に電力を供給して走行安定を図る。」と言う使い方です。

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当然この場合は、線路に供給される電源・信号の位相は合っていなければなりません。

ロコネット等を通して、同一の信号を元に全ての区間に同位相の電源を供給している訳です。(している筈です。)

 

なるほど。

 

 

2.リピーター

私が以前より必要性を感じている物に、「DCCリピーター」が有ります。(無線関連より拝借した名称です)

「ブースター」ではなく「リピーター」なる物を提唱しますが、大まかに言うと、上記の様な複数トラック(閉塞区間)での使用には対応せず、単に線路等からDCC信号を取得し、そのままオウム返しに信号を再生成し、別系統向けに供給するだけの仕組みをイメージしています。

 

これを何に使うのかと申しますと、以前のTOMIXポイント問題に有るとおり、アクセサリ線路とは別電源(別電圧)化する必要性を感じているからです。当然ながら在線検出(Nucky方式)を採用する際には、おのずと別系列とする事が求められますので、有っても得に不都合はない筈。

ストラクチャー内の照明電源などを個別に供給出来れば、車両走行に支障をきたす事も無くなる事でしょう。

 

効能・利点は

・張り巡らせた線路の、任意の場所からDCC信号を取得する事が出来るので、設置場所を自由に設定できる。

・N・HO・Gゲージなど、推奨動作電圧が違うモデルの混在するレイアウトにおいて、任意の電圧供給に対応できる。また、ストラクチャー用電源として使用する事も出来ます。

・メインとなるコマンドステーションのメーカーを問わず、組み合わせて使用できます。(と考えています。)

・長距離で減衰した(鈍った?)DCC信号を、再度整形して出力します。(DCC信号として認識出来る範囲の劣化に対応。)

 

注意点は

・複数の分割トラック制御用(閉塞区間制御)のブースターとしては使えません。

 元のDCC信号に比べて、多少なりとも遅延が発生して位相がずれる為、同一線路の分割(ギャップ区切り)の制御には使用出来ません。(出来ないと思います。)

 

 

 ※こちらもあやのさんに依頼して鋭意開発中です。