3Dプリンター その4 

以前「スマイルコネクタ Ver.2 (短縮化) その2」で、スマイルコネクターZ(仮称)を提案していますが、実現させる為にはアダプターを作らないと誰もチャレンジ出来ません。

もうお分かりだと思いますが、コネクタ内に挿入する為のアダプターを作成しています。(言い出しっぺの責任で、作成している次第です。)

 

 

とにかく、データ(設計図)が無いと始まりません。既知の技術は極力排除して、初心者になって「SketchUp」に向き合っていきます。

まず、1本線を引きます。赤い線上で1か所(赤、青、緑の交点)クリックして右へ移動しポインタが赤線上にある状態で、数値(10)を入力、すると赤線上に10mmの線が引けます。その他に、2mm、8mmと引いていくと赤線上にそれぞれのポイントを作る事が出来ます。

次は、それらのポイントから、緑線方向に線を引いていき、平面上に必要な形を作ります。線引き作業を繰り返して行きますが、色別で方向(X,Y,Z)を示してくれるので、線の長さと方向をしっかり考えていれば、問題無く作図出来ます。

※線端部と中央にポイントが有ります。それらを使って線を引いていきます。(何とか理解する事ができました。)

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平面形状が出来たら、それぞれの線で囲われた部分毎に、引き延ばして行くと立体形状になります。今回はこのパターンを出力していきます。

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STLファイルを読み込み、「Multiply object」で6個同時に出力していきます。f:id:har_amc:20161204232605j:plain

 

 

これが、出力された状態です。ギャップ調整と、テープ表面の清掃(無水アルコールで脱脂しています)しておけば、途中で剥がれることなく出力出来る様です。忘れて剥がれると、こねくり回して悲惨なことになります。(何度も、フュージョンしたり・・・。)

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オッと、 すでにカプトンテープに傷(剥がれ)が・・・。

 

 

左側が裏面(合わせ面)、右側が表になる面です。

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少々、浮き上がって曲がりが有ったりします。 

 

 

2枚を裏面合わせにした物を、コネクタ内に挿入します。内幅は8mmと設定通りに出来ています。

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 一応、形にはなりましたが、もう一工夫が必要であります。

 

基板厚を、1.2~0.8位にする良い方法は?銅板をどう挟んであげようか思案中です。

とりあえず、基板はどの厚さが良いのだろうか?